2007年05月19日

宮本常一展

宮本常一の足跡宮本常一(みやもとつねいち)。誰?

恥ずかしながら、NHKアーカイブス「あの人に会いたい」を見るまで俺も嫁さんも全く知らない人物だったが、番組の最後に印象深い座右の銘が流れた。

「先を急いではならぬ。人が見落としたものを見よ」

すばやく嫁さんが書きとめ、しばらく冷蔵庫に磁石で貼り付けてあった^^
 

そんなところへ、たまたま府中郷土の森博物館宮本常一展があるという。暇に任せて3人で見に行くことにした。

府中郷土の森博物館には水遊びで来たことはあるが、まだプールシーズンには早く駐車場は空いていた。そして、午前中ということもあって館内も東京とは思えないくらい空いていた。これ幸いに、ゆっくり宮本常一展を観賞しようと思ったが、あいにく娘がそうさせてくれない。






娘 「字、ばっかりじゃん!!( ゚Д゚)ノ」


たしかに、宮本常一の著作、手紙、足跡など、大人でもじっくり読まなければ面白さが分からないものばかりだ^^; 嫁さんと交代で娘をあやしながら見てまわるが娘の退屈度はしょっぱなからピークに達していた。だだをこねる娘を見て、俺より少し年上っぽい男性が気さくに話しかけてきた。「まだお子さんにはちょっと早いかもしれないですね~(笑」 話してみると、根っからの宮本常一ファンらしくはるばる葛飾からいらっしゃったらしい。初心者の我々にいろいろと説明してくれた。民俗学の第一人者であり日本中を旅してまわった人であること、渋沢敬三や柳田国男と親交があったことなど、話を聞くうちに宮本常一という人にますます興味が沸いてきた。しかし退屈娘には勝てず、この日はあえなく退散^^;


こっちは子供づれが多かった館内にはプラネタリウムもあって、ついでに観て帰ったがなかなか美しかった。娘はおっかなびっくりだったがそこそこ楽しかった様子。定期的に観望会もやっているそうで、実際の星空を眺めて土星の輪っかなどを観察できるらしいのでいつか参加したいと思っている。


うめ建物を出て散歩していると、さきほどの男性に再び出会い、梅の実がたくさん生っていることを教えてもらった。見に行くと、いろんな種類の梅の木があり、それぞれが立派な実を付けていた。娘を抱っこして梅の実を触らせながら、人が見落としたものを見るとはきっとこういうことかもしれんなあと思った。藤原紀香ではないが、ちょっとしたことに気づける感性を持っていたいし子供にも教えてあげたい。


忘れられた日本人なかなか時間がとれないが、代表作「忘れられた日本人」を買って帰ったので暇を見つけては読んでいる。ここで登場する日本人は宮本常一が旅で出会った名も無き人たち、さらにその人たちから聞いた話がもとになっている。その地方地方の暮らしぶりが実に分かりやすく描かれていて、俗っぽいところもあるがそこがまた面白い。俗っぽさって周囲との関わりから生まれるものだろうな。人間らしさと言い換えることもできるだろう。田舎から都会に越してきて生活していると俗っぽさが薄まるような気がするがどうか。

日記とコラム | 2007年05月19日 23:15

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