遅まきながら、フラガールを観て大変感動した。石炭が黒いダイヤと呼ばれた時代は過ぎ去り、炭鉱で繁栄した町が終焉を迎えようとする時代の話。そんなときに常磐ハワイアンセンターを企画立案した人も凄いが(フツー当たると思わんぞ)、偏見も多かった当時フラダンスに身を投じ、ハワイアンセンターを成功に導いた地元ダンサーの意気込みもまた偉大だ。ダンサーにとっては他に生きる術が見い出せず、まさにイチかバチかの賭けだったのかもしれない。しかし努力は報われて、常磐ハワイアンセンターは今に至っている。脚本は実際をかなりデフォルメしていたと思うが当時の人々の思いは映画に近いものがあったのでははないだろうか。
ひたむきに努力しても報われるとは限らないが、努力すること自体には意味がある。最近そう思えるようになってきて、仕事なり何なりをこなす上でのバックボーンになっている。映画監督・佐々部清さんもNHKでいいことを言っていた。彼が現場に求めるモットーは「一所懸命頑張ること」。一所懸命頑張っていない人は目立つからすぐ分かる。逆に一所懸命頑張っている人は目立たない。目立たないが、誰かが見てくれている。確かそんな話だった。
誰かというのは別に現場の人たちでなくてもいい。現場で頑張っていることは家族や子供にも何かしらで伝わっていく気がする。だとすれば、家族や自分に恥ずかしくない生き方をしたいと思う。



